栄養素豊富な食料としても地球環境改善にも役立つミドリムシ

1989年に『ニューサンシャイン計画』というユーグレナに関する論文が発表された。この論文は、学術名ユーグレナ、和名ミドリムシを大量に培養して、栄養素豊富な食料として利用する事や、光合成によって太陽から取り入れたエネルギーを石油と同じように精製して燃料としても利用できること、さらに二酸化炭素を吸収し、地球環境改善にも役立つという内容だった。

ミドリムシの培養

しかし現実的には1950年代からさまざまな研究者が培養を試みたが、著しい結果をあげることがなかなかできなかった。なぜユーグレナの培養が難しいかというと栄養価があらゆる微生物の中でもトップレベルに位置する。その為、培養している間に、他の微生物が侵入してきて、ユーグレナをあっという間に食い尽くしてしまう(バイオロジカリー・コンタミネーション)のである。

燃料としての可能性

だがついに2005年に日本で株式会社ユーグレナ社が大量培養に成功したのである。現在ミドリムシエメラルドというサプリメントなどを中心に販売されている。また、日本国内で精製される燃料としても可能性も秘めており、研究が盛んに行なわれている。

ユーグレナ(和名ミドリムシ)が持つ栄養素はなんと59種類

ユーグレナ(和名ミドリムシ)が持つ栄養素はなんと59種類。14種類のビタミン類(ビタミンC, ビタミンA、ビタミンB等)や主要なミネラル (鉄、マンガン、亜鉛など)、不飽和脂肪酸 (DHA、EPA 等)や18種類のアミノ酸 (9種全部の必須アミノ酸など)、食物繊維(β-グルカン(パラミノン)、クロロフィルなど)といった人間の体が必要とする栄養のほぼ全てを兼ね備えている。また、特有成分『パラミロン』という成分がある。『パラミロン』は高いデトックス作用があり、コレステロールや脂肪、滞留便を排出する性質を持っているので女性にもおススメの商品である。

ユーグレナだけが持つ栄養素「パラミロン」「β1,3グルカン」

上記でも説明した『パラミロン』ともう1つ『β1,3グルカン』という栄養素がある。この2つの栄養素はユーグレナ(和名ミドリムシ)だけが持つ栄養素で大きな期待が集まっている。  βグルカンの中でも、β1,3グルカンが最注目の成分で、体の免疫機能に作用し、抗菌、抗ウィルス、 代謝改善、抗腫瘍、抗アレルギーなど様々な機能が、実験的に証明されている。 β1,3グルカンを主成分とし、製剤化されている免疫治療薬(レンチナン・ピシバニール・クレスチン)もある。
 『パラミロン』とは、β-グルカンの一種でユーグレナにしか含まれてない成分である。医薬品などの応用も期待されている成分。β1.3-グルカンが凝縮された塊で、ユーグレナだけにしか含まれない大変貴重な成分です。
 表面には無数の小さな穴が開いており、吸油性と吸水性に優れている。また、食物繊維のように消化されにくい特性を持っている。さらに、クロロフィル(ほうれん草などに含まれる葉緑素)も豊富に含んでおり、体の中をスッキリキレイにしてくれる作用もある。

ユーグレナからの栄養吸収率はなんと93.1%

ユーグレナは、動物と植物両方の特性を持つ非常に稀な生物で通常の植物は細胞壁があり、野菜などをよく噛んで食べても吸収率は40%ほどしかない。ユーグレナはこの細胞壁がないため、栄養吸収率はなんと93.1%もある。取り込んだ栄養素を、無駄なく丸ごと吸収できる。